奈良
法輪寺(http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/)
聖徳宗
法輪寺は法隆寺の北に徒歩20分くらいのところにあり、聖徳太子ゆかりのお寺です。別名を三井寺(みいでら)ともいいます。
法隆寺式の伽藍に三重塔、ご本尊は飛鳥時代の薬師如来坐像で、鞍部止利の作といわれています。
講堂にかかる几帳は鳳凰紋と花文様です。文様自体は、法輪寺独自のものではありません。
一年を通して麻の物が掛けられています。
講堂の門は内開きなので、外からは扉は見えませんが、講堂の中に入ると、開けられた扉から、几帳を通して外のやわらかい光とかすかな風が感じられ、とても美しいです。
几帳の裾が、棒で固定されていますので、風にはためくことはなく、扉の役目を果たしているともいえそうです。
ご住職さんに、三重塔の扉の構造や、内部はどうなっているのかなど興味深いお話をたくさん教えていただきました。特別公開などもない三重塔の中には、平安時代の釈迦如来坐像と四天王像が安置されているそうです。昭和19年には落雷で火災が発生し、ご仏像と仏舎利を運び出されたそうです。
法隆寺の人波も、この辺りでは落ち着いて、ゆっくりと散策できました。
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